今日は、公園で見かけた少し「ほっこり」するお話をお届けします。
公園で、姉妹が遊んでいました。
お姉ちゃんは5歳、妹は3歳くらいでしょうか。
ひとしきり遊んだあと、ふとお姉ちゃんが歩き出しました。
水場に向かっているようです。
歩き出したお姉ちゃんに気づいた妹は、走ってお姉ちゃんの後を追いますが、どんどんおいて行かれます。
置いてきぼりにされた妹は、とうとう泣きだてしまいました。
そんな妹を気にする様子もなく、水場に着いたお姉ちゃんは水を飲んでいます。
「冷たいおねえちゃんだなぁ…。」
そう思いました。
お姉ちゃんが水を飲み終わった頃、泣きじゃくった妹が、やっと水場にたどり着きました。
妹は、水を飲みたそうに、じっとお姉ちゃんを見ています。
水場はお姉ちゃんが背伸びをして、やっと飲める高さでした。
「子供だけじゃ、どうしようもないか…。」
妹に水を飲ませてあげようと腰を上げた、その時でした。
水飲み場の前で、お姉ちゃんが四つん這いになりました。
「乗っていいよ。」
妹は、その背中に乗って、水を飲み始めました。
ホントは、優しいお姉ちゃんだったんだね。
公園で見かけた、ほっこりする姉妹のお話でした。